ロッキード・マーチン
F-35


ロッキードマーチン社 X-35とボーイング社 X-32の2機種が米空軍の次期統合戦闘機(JSF:Joint Strike Fighter)を競い選考の結果、2001年10月26日の米国防総省の発表でJSFの発注をロッキード・マーチン社とすることとなった。
そもそも、JSFというのは現在のような、例えばF-15,F/A-18,F-16,A-10などの航空機は各機種である程度作戦内容は決まっており、それを1機種に統一しようという思想からきている。
またこれは、空軍、海軍、海兵隊ともに、共通の機種を使用し開発コストの削減、また大量生産することで単機当たりのコスト削減を図るのが目的である。
当初、この計画にはボーイング、マクダネル・ダグラス、ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、ブリテッシュ・エアロスペースが名乗りを上げていた。
その後、各社の提案から国防総省は1996年11月にボーイング案、ロッキード・マーチン案を選定した。
ボーイング案はX-32、ロッキード・マーチン案はX-35、冒頭もあるように2001年10月26日に米国防総省は発注をロッキード・マーチン社に決定した。
この結果、アメリカ空軍、海軍、海兵隊でそれぞれの要求に沿った試作機の試験が行われている。
ちなみに、日本がF-2調達中止の穴埋めとして調達するために、開発に資金参加するのでは?という話もある。
写真は空軍型のF-35A。

製造元:Lockheed-Martin
F-35A F-35B F-35C
顧客 米空軍 米海軍 米海兵隊・英空海軍
パワープラント Pratt & Whitney F119-PW-100
General Electric F120
全幅 10.9m(36ft) 9.1m(30ft) 10.9m(36ft)
全長 13.7m 13.7m 13.7m
全高 ---------- ---------- ----------
単価
(1ドル=128.6円)
2800万ドル(約36億円) 3500万ドル(約45億円) 3800万ドル(約48.8億円)
空虚重量 22500lb(約10200kg) 24000(約10800kg) 22500(約10200kg)
燃料搭載量 15000lb(約6800kg) 16000lb(約7200kg) 15000lb(約6800kg)
ペイロード 13000lb(約5900kg) 17000lb(約7700kg) 13000lb(約5900kg)
最大離陸重量 50000lb(約22600kg)
戦闘行動半径 600海里(約1100km)以上
乗員 1名
配備予定数 米空軍:1763機 米海軍:480機 米海兵隊:480機
英海軍:60機