ボーイング(マクダネル・ダグラス)
F-15 イーグル


現在の航空自衛隊とU.S.A.F.の現主力制空戦闘機。
USAFではすでに後継のF-22の生産が始まっていて、先行生産機はすでに配備されている。
一応、世界最強の戦闘機ということになっているが、F-16やEF2000等軽量の戦闘機に比べると重いぶん機動力は劣るようだ。
しかし、制空戦闘機にもかかわらず兵載能力は10tとなっている。
これは大型でエンジン出力が大きいからで、対地攻撃機A-10をも上回る。

こんな、F-15だが本当なら開発されないはずの戦闘機であった。
予定通りなら、湾岸戦争で戦果を挙げた攻撃機F-111が
主力戦闘機になるはずだったのである。
F-111は米海軍、空軍共通の主力戦闘機として開発されたのだが、海軍が重量過多を理由にキャンセルしたのである。
(その代わりに開発されたF-14の方が重いのはなぜ?)
空軍でも対地攻撃機としてしか使用できず、急いで開発されたのがこのF-15である。

対空戦闘に特化したF-15ではあるが、実は対地攻撃も限定的ながら可能だということである。
この兵装能力を活かして開発されたのが戦闘爆撃機F-15Eである。

装備国はアメリカ、日本、イスラエル、サウジアラビアのみとなっている。
なお、航空自衛隊のF-15J/DJは日本独自の改修がごちゃごちゃと加えられている。
また、現在行われている改修で、F-15JはIRST(赤外線捜索、追尾システム)などを装備するらしい。

製造元:McDonnell Douglas Corp.
パワープラント:
Pratt & Whitney F100-PW-100 turbofan 推力:11250kg
全幅:13.05m 全長:19.43m 全高:5.63m
上昇限度:19697m 最大離陸重量:30600kg
空虚重量:14379kg 航続距離:4500km 最大速度:マッハ2.5
単価:43万ドル 乗員: A/C型 1名  B/D型 2名
兵装:
M61-A1  20mm機関砲(携行弾数940発)(固定)
AIM-9  短距離空対空ミサイル
AIM-7  中距離空対空ミサイル
AIM-120  中距離空対空ミサイル