ボーイング(マクダネル・ダグラス)
F-15E ストライクイーグル


“F-15E Strike Eagle(ストライク・イーグル)”は世界最強の戦闘機の一つである、F-15 Eagleに対地攻撃能力を持たせた機体である。
C/D型からの変更点は、レーダーやエンジンの換装などだが、特筆すべきはその搭載能力である。
なんと約11000kg(11t)!「なんだ 11t か」と思う方もいるだろう。
たとえば同じ大型戦闘機として有名な“F-14 Tom Cat”の最大兵装は6.5tなのだ。
こう比較すると“11t”の搭載量というのがいかに凄いかというのがよくわかるはずだ。これはひとえにその強力なエンジンの賜物といえるであろう。
また強力な精密誘導爆弾“GBU−28 (弾頭:BLU−113)”を搭載できる現在唯一の戦闘機である(爆撃機、B-1、B-2には搭載可能)。
その貫徹力は、強化コンクリートなら7m、コンクリート並みの強度を持つ粘土質土壌なら30m貫通というもので、湾岸戦争で使用され、F-117から2発が投下された。
当時はイラク軍のアルタジ空軍基地にある地下施設を破壊するために3週間という短期間で急遽製作された。
その時は陸軍のM110 203mm榴弾砲の砲身を流用して製作されたという。

日本周辺だと、韓国がF-15Kの採用を決定した。

全幅:13.05m 全長:19.43m 全高:5.63m
戦闘行動半径:1270km 航続距離:4500km 空虚重量:14379kg