ヤコブレフ
Yak-141 フリースタイル


Yak-141 Freestyle はヤコブレフが開発したV/STOL機であり、キエフ級ヘリ空母に搭載する予定で計画が進められていた。
V/STOLといえばAV-8B ハリアーが有名であるが、それと異なるのはエンジンにアフターバーナーを装備しており超音速飛行が可能だと言う事。
そのエンジンは Soyuz R-79-300 をメインとしてVTOL時には Rybinsk RD- 41 、2基を同時に使用する。レーダーを装備しなかったYak-38の反省から同機にはMIG-29と同様のレーダーが装備されている。
機体を構成するのはカーボンファイバーとアルミニウム合金であった。1975年に開発がスタートし、1989年3月に初飛行した。
しかし、ソ連崩壊後の予算不足の影響を受け、政府は予算を打ち切った。
現在は技術デモンストレーターとして使われているらしい。
VTOLの仕組みがF-35と同じで、ヤコブレフがロッキードにデータを売ったとの話も聞かれるが、真偽のほどは定かではない。
なお、開発途中で放棄されたことから試作機扱いとした。

製造元:Yakovlev
パワープラント: 
Soyuz R-79-300 1基 
出力:34170lb (15500kg)(アフターバーナー時)
23148.5lb (10500kg)(ドライ)

Rybinsk RD- 41 2基
出力:9039lb (4100kg)
全幅:10.105m(主翼展開時) , 5.9m 全長:18.36m 全高:5m
機体重量:
25684lb (11650kg) (空虚重量)
34833lb(15800kg) (VTOL時最大離陸重量)
42990lb(19500kg) (STOL時最大離陸重量)
最大燃料搭載料:9700lb(4400kg) 最大兵装搭載量:
2204lb(1000kg) (VTOL時)
5732lb(2600kg) (STOL時)
兵装:30mm機関砲,AA-10 ,AA-11,通常爆弾,無誘導ロケット弾
上昇速度:49213ft/min(250m/sec) 上昇限界:49000ft(15000m)以上
乗員:1名 行動半径:2100km(外部燃料搭載時)
1400km(内部燃料)