ミル
Mi-24 ハインド


Mi-24はソ連初の攻撃ヘリである。1972年よりソ連軍に納入された。
世界30ヶ国以上で使用され1000機以上が生産されている(配備国リストは下記参照)。
また西側の攻撃ヘリAH-1AH-64 などと異なるのは兵員輸送能力を備えている点である。
機体中央部の兵員室 (兵員室の窓は開閉ができ、そこからの射撃も可能。)に8人の兵士を乗せることができる。兵員の敵地への潜入・負傷兵の救助など、この能力は確かに便利であるが、欠点もある。
例えば、兵員室のために機体が大型化しそれに伴って動きが鈍くなっている事・コックピットの上部にあるエンジンが隣り合わせになっており被弾した際、両方のエンジンがダメージを被る事・など。
これらの欠点を反省してか同機の後継機である Mi-28 や Ka-50 には兵員輸送能力はない。

Mi-24 配備国
( !注! このリストが全てではありません。 ):
アルメニア、アフガニスタン、アルジェリア、アンゴラ、ベラルーシ、ブルガリア、カンボジア、キューバ、チェコ、エチオピア、ジョージア、ドイツ、ハンガリー、イラン、イラク、リビア、モンゴル、モザンビーク、ニカラグア、北朝鮮、ペルー、ポーランド、スロヴァキア、南イエメン、シリア、ウクライナ、ベトナム ・・・など。

製造元:MIL
パワープラント: Isotov TV-3-117 (2200 shp) 2基
メインローター直径:17.3m テイルローター直径:3.9m
全長(ローター含む):21.6m 全長(機体):17.5m
全幅:6.5m 全高:6.5m
通常離陸重量:11100kg 空虚重量:8500kg
燃料搭載量:1840リットル 外部燃料搭載量:500リットル
最高速度:335km/h 巡航速度:295km/h
上昇限度:4500m 上昇速度:15m/s
武装:
Gsh-30 30mm機関砲
AT-2 , AT-6 , AT-16対戦車ミサイル
12.7mm 機関銃
S-8 80mmロケット
S-5 57mmロケット  など。