ベル
UH-1 イロコイ


ベトナムものの映画では欠かせない存在の多用途輸送ヘリ。
世界中でベストセラーとなり、各国でライセンス生産も行われた。
陸上自衛隊においては、UH-60JAの導入が行われている現状でも、ハイ・ローミックスのローとして導入が続けられている。
川崎重工でライセンス生産している。
現在自衛隊が使用しているのはUH-1J。別にいつもと違ってJapanのJという意味ではないらしい。
ベトナム戦争で大量に投入されたのと、当時AH-1のような本格的な攻撃ヘリがなかったことから、様様なバリエーションが存在し、ロケット弾と機銃を搭載した対地攻撃型などが代表的である。
自衛隊で見ることのできるバリエーション(といっても通常のUH-1Jなんですがw)としては、機関銃装備の支援型、「そり」に板つけて偵察バイクをのっける輸送型(?)、そして、上の写真の偵察型、などなど。
偵察型は、阪神大震災において情報収集の遅れが問題となったことから導入されたシステムで、撮影した映像をリアルタイムで司令部に伝送できる。
大規模災害時に素早く状況を把握することを目的としたシステムで、戦闘時の偵察に効果があるかは疑問。
なお、AH-1は当機をもとに開発された。

(以下はUH-1H)
製造元:Bell Helicopter
パワープラント:アブコ・ライカミング社製 ターボシャフトエンジン
T53-L-13
出力:1857PS 2基
全長:17.62m 全幅:2.91m 全高:4.41m
メインローター直径:14.63m 全備重量:4.3t
航続距離:510km(内部燃料のみ)
乗員:2名(パイロット)+14名 最大速度:250Km/h