日本
くろべ型訓練支援艦

海自阪神基地にて平成14年に撮影

無人標的機チャカU、ファイア・ビーの運用や、訓練評価を行うための艦。
純粋な支援艦だが、一応76mm単装砲を装備している。非常時の船団護衛等での使用を考慮したためと思われる。
格納庫を持っているが、標的機専用で、SH-60J等のヘリコプターは高さが足りないので入らない。無人標的機はそれぞれ4機ずつ搭載している。
標的管制用にフェーズドアレイレーダー(出っ張ってる奴)とミサイル追尾用のレーダー(白い奴)を装備しているので、対空警戒能力は実は結構高いのかもしれない。
海自の大型艦としては珍しい煙突配置(2本が並行してついている)だが、これは機関がガスタービンではなく、ディーゼルを使用していることが理由。
海自艦に珍しい装備としては、バウスラスターを装備していることもあげられる。
なお、同型艦はない。が、似たような艦型の「てんりゅう」が平成12年に竣工している。こちらはチャカUのみで、ファイア・ビーの運用能力はない。

基準排水量 2,200t
主要寸法
(長さ、幅、深さ、喫水)
101x16.5x8.5x4.0m
速力 20kt
主要武装 62口径76ミリ速射砲
対空射撃訓練支援装置一式
定員 155名