シコルスキー
UH-60 ブラックホーク


UH-60 "Black Hawk" はUH-1の後継としてシコルスキー社が開発した汎用ヘリコプターである。
ベトナム戦争でのUH-1の力不足を反映し、対弾性能、整備性、エンジン出力などの向上を目標に開発され、1974年10月17日に初飛行。現在、アメリカ、日本、イギリス、韓国など世界23カ国で使用されている。
わが国の自衛隊では三菱重工によるライセンス生産で、1号機の初飛行は1997年8月19日で、1998年1月22日に陸上自衛隊に引き渡された。陸海空自衛隊で空・海自では救難ヘリコプター(UH-60J)、海自では哨戒ヘリコプター(SH-60J)、陸自では多用途ヘリコプター(UH-60JA)というように多岐に運用がなされている。
また、その大きな体とは対照的な非常に高い機動性もその特徴である。
自衛隊のイベントではよく見かける機体で、基地際よりも頻度の高い艦船の一般公開などでも護衛艦にひっついてくることが多いので、近くでイベントがあるようならば、一度足を運んではいかがだろうか。
ちなみに、SH-60、UH-60、MH-60、HH-60などをまとめてH-60 ホークと呼称する場合もある。
SH-60はシーホーク、UH-60はブラックホーク、HH-60はペーブホークと呼ばれる。
写真は陸上自衛隊のUH-60JA。八尾駐屯地にて。

製造元:Sikorsky Aircraft
パワープラント:
General Electric T700-GE-701C 2基
出力:
1890馬力(1基あたり)
全長:19.76m 全高:5.13m メインローター直径:16.36m
空虚重量:11516lb(約5200kg) 最大離陸重量:24500lb(約11000kg)

上記データはUH-60L(UH-60Aからエンジン周りと操縦系などの強化版)