ロッキード・マーチン
SR-71 ブラックバード
U-2によるソ連への偵察飛行が1956年7月4日に開始された。
しかしその4年後、1960年5月1日にスベルドロスク近郊でU-2は撃墜された。それにより、ソ連への偵察飛行が不可能となった。
SR-71はそのU-2の後継機として開発された機体である。
初期型はA-12と呼ばれ、1962年4月30日に初飛行した。1967年5月29日に沖縄県嘉手納基地に配備され、ベトナム・北朝鮮への偵察を行った。
それからは1968年3月8日にSR-71が配備されA-12は任務を終えた。
嘉手納基地のSR-71は1990年に引退するまで極東全域の偵察を任務として活躍した。
写真の機体は後部座席が高いのでSR-71BかCであると思われる。
製造元:Lockheed-Martin Skunkworks | ||||
全幅:16.94m | 全長:32.73m | 全高:5.63m | ||
パワープラント:プラット&ホイットニー社製アフターバーナー付ターボジェットエンジン J-58 | ||||
最大速度:マッハ3.3 | 飛行高度:85000ft(約26000m) | 航続距離:3200km以上 | ||
総重量:52250kg | 燃料総量:30000kg | 搭乗員数:2名 |
●各バリエーション生産機数●
b u i l t | l o s t | |
A-12 (SR-71の初期型) |
13 | 5 |
M-21 (無人偵察ドローン搭載型) |
2 | 1 |
YF-12 (迎撃型) |
3 | 2 |
SR-71A | 29 | 11 |
SR-71B | 2 | 1 |
SR-71C | 1 | 0 |