ロッキード・マーチン
F/A-22 ラプター


USAF(米空軍)次期主力制空戦闘機。
ATF計画でYF−23と競合。
この計画で求められた「音速巡航」「ステルス性」そして「格闘能力」だが、前の2つはYF-23の方が高かったといわれる。
YF-22とYF-23は2機ずつ作られており、YF-119エンジンとYF-120エンジンの2種。
選定されたのはYF-22とYF-119エンジンである。
また、レーダーは西側では日本の三菱F-2に続きフェーズドアレイレーダーが使用されている。
コピクットはガラス化されており4つの液晶がある。

アフターバーナーを使用することなく超音速巡航が可能で、ステルス性の観点から兵装は全て機体内部に収納されている。
外部兵装ベイもあるが、通常時は増槽以外に使われることはないだろう。
一機の値段は200億円とも言われており、調達機数もことあるごとに減らされている。
これを航空自衛隊が導入するのは現実味が薄いようにも思える。

ちなみに、複座型の開発も並行して行われるはずだったが、開発費の高騰で単座型のみ完成している。
また、F-22Bという爆撃機型も提案されてはいるが、採用される可能性は低そうである。

(2006年2月20日追加)
その性能ゆえに輸出は行わないとされていた本機ですが、本日付の朝日新聞で日本への輸出を検討していると報じられました。
まぁ、記事捏造で有名な朝日の記事ならスルーですが米業界紙がソースなので、信憑性はそれなりにあるかと。
米空軍の本音としては「180機まで減らされた生産機数をどうにかしてカバーしたい」っていうのもあるんでしょうね。
ロッキードが空自に非公式で提示した1機のお値段は約152億円だとか。
米空軍もこの値段らしいので、言われてるほど高くないってことですかね。
いずれにせよ、F-2の穴埋めにそれより40億も高いのを持ってくるのはどうかと思いますが。
それにライセンス生産できないでしょ?まぁ、そんなことしたら200億円突破するでしょうけどw
実際問題、「F-22を売りつけれる国」って消去法で日本しか残らないのもあるんでしょうね。
まぁ、F-2穴埋め分だけで済ませるなら買ってもいいんじゃないですか?
・・・効率くそ悪いけど。

製造元:Lockheed Martin Aeronautical Systems
パワープラント:
プラット・アンド・ホイットニー F119-PW-100 2基
推力:35000ポンド(約16000kg)
全幅:13.56m 全長:18.92m 全高:5.08m
翼面積:78.04平方メートル 超音速巡航速度:マッハ1.5
総重量:27000kg 上昇限度:19000m 戦闘行動半径:1200km
初飛行:1997年9月7日 乗員:1名
武装:

20mm機関砲        1基

AIM-9             2発

AIM-120             6発

1000ポンド爆弾(JDAM)  2発




これがYF-23。
これまでの戦闘機からすると変な形である。