ノースロップ・グラマン
E-2C ホークアイ


E-2Cは米海軍の艦隊防空のために開発された機体である。背中の皿と4枚の垂直尾翼が特徴。
E-2Aは1961年に運用が開始され、1969年にはE-2B、そして1973年には現在のE-2Cの配備が開始された。
そして現在は退役の運命にあり残っているのは53機である。
航空自衛隊も昭和51年のMig-25の函館空港への亡命事件をきっかけに導入し、青森県三沢基地にて13機が運用されている。他にはフランス・イスラエル・エジプト・シンガポールがこれを配備しているそうです。
それとこの機体はその任務の性格上、レーダー作動時はの回はフラットターンのみになる。それは機体がバンクして傾くとレーダーも一緒に傾くので、レーダー波が水平に飛ばなくなるから。

ここでちょっとなぜこんな飛行機がいるのかという話をします。
例えばここ日本の防空の話。日本には全国28箇所のレーダーサイトがあり24時間侵入者を監視しています。
しかしレーダサイトは地上。地球は丸いのでどうしても地上からではカバーできないところが出てきます。
そこで"空飛ぶレーダー基地"の出番。
まず、高いところを飛ぶ分、見える範囲も大きくなります。それに自由に動けます。
それだけではありません。縁起でもないですがもしどっかの国が日本に攻めてきたとする。まず、敵は目をつぶすはずです。つまり地上のレーダーサイトを破壊するということ。
そんなときにもこれが役に立ちます。すぐに飛び立ってレーダーサイトの代わりになります。
まあそんなことで何かあったときにはすごく役に立つみたいです。

製造元:Northrop Grumman
パワープラント:
アリソン製 ターボプロップエンジン
T56-A-425
出力:
4600馬力
全幅:24.56m 全長:17.55m 全高:5.56m
クルー:5人(その内パイロット2人)
航続距離:2400Km(350ノット時) 航続時間:6時間