ボーイング・バートル
CH-47 チヌーク
CH-47"Chinook(チヌーク)"は1961年に初飛行した、大型ヘリコプター。
例えば、自衛隊のCH-47Jの貨物搭載量は約8トン、人員なら55名とC-1とほぼ同等の輸送量を持つ。
前後直列にローターを装備するタンデム(tandem:"縦に並んでいる"の意。)ローターと大型の直方体型キャビン(長さ9.19m×幅2.29m×高さ1.98m(CH-47J))とすることで後部より車両の搭載が可能であることが特徴。
初飛行より、数々の改良が加えられ、世界各国の軍で600機以上が運用されており、民間仕様(Model234)も存在する。
陸上自衛隊の航空基地の創立記念行事とかだと結構乗せてくれたりします。とりあえず乗るときは耳栓しましょう。ひどいめにあいます。
写真はCH-47J。JAとの区別の仕方は機首のレーダーの有無。あればJA。
CH-47A | 初期型。ベトナム戦争で活躍し、 野戦砲、人員、ヘリボーンなど輸送任務をこなした。 |
CH-47B | 1967年5月から納入が始まり108機生産された。 A型からはエンジンの換装、ローター、尾翼の改良による、 ペイロード(搭載量)・安定性の向上が図られた。 |
CH-47C | エンジンの換装、燃料搭載量の増加、など 初飛行は1967年暮れ。 |
CH-47D | A/B/C型から大幅改良されたモデル。 現行型、1979年初飛行。 エンジン、トランスミッション、ローター、アビオニクスなどありとあらゆる箇所を改良、強化。 1988年には、空中給油能力が付加された。 CH-47Jの原型。 |
CH-47J/JA | 自衛隊向けチヌーク。川崎重工によるライセンス生産。 エンジン・ローターブレード・アビオニクス類の違いを除いてCH-47と同型。 JA型はJ型の性能向上型で燃料搭載量の向上、航法能力の強化が施されている。 |
Model234 | 民間向けチヌーク。 ローターブレードのグラスファイバー化、燃料搭載量の増加がなされている。 |
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全長:30.2m | 全幅:18.3m | 全高:5.7m |
パワープラント: Textron Lycoming T55-L712 2基 |
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空虚重量:23400ポンド(約10600kg) | 最大離陸重量:50000ポンド(約22700kg) | |
最高速度:143ノット(約265km/h) | 上昇速度:1522ft/min(464m/分) |
(上記データはCH-47D)