アメリカ
タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦

(アメリカ海軍公式HPより)

スプールアンス級の「上にそのまま」イージスシステムを載せた艦。
当然重心は高くなり、復原性は最悪。(つまりバカみたいに揺れる
1度目の改修では純粋に「復原性の向上」が計られただけのことからも、当艦の復原性の悪さが偲ばれる。
2度目の改修ではMk26SAM連装発射機がVLSとなったのが主だが、やはりさらに艦上構造物にも変更が加えられている。
スプールアンス級と同じく軽合金を使用しているが、1番艦建造中にフォークランド紛争が勃発、軽合金の脆弱性が明らかとなったが、復原性の悪さからより重い鋼への変更は不可能だった。
現在、アーレイバーク・フライト2A級と交代でMk26連装SAM発射機を搭載した艦は退役中。ただ、情報がないのでなんとも言えないが、「退役」ではなくNRF(海軍予備部隊)に編入されたのかもしれない。
スプールアンスを元にしているので、見ての通りステルス性への配慮は絶望的なまでに無い。
「西側最大排水量の戦闘艦」だったが、どうやら日本の「あたご」型DDGに抜かれそうである(海自は満載排水量を公開しないので詳細は不明)

スプールアンスと並んでる写真でもないものかと探しましたが、見つかりませんでした。

以下はVLS搭載型
満載排水量 9,516t
主要寸法
(長さ、幅、喫水)
172.8x16.8x9.5m
(注:吃水はソナードーム)
速力 30kt+
武装 127mm単装砲/2基
SM-SAM・トマホーク・SUM兼用VLS/2基122セル
20mmCIWS/2基
25mm単装機銃/2基
ハープーンSSM4連装発射管/2基
3連装短魚雷発射管/2基
哨戒ヘリ/2機
定員 358名