ノースロップグラマン
B-2 スピリット
B-2 Spirit はアメリカ空軍の誇る最新鋭ステルス戦略爆撃機である。
40年以上第一線で活躍するB-52の後継機として1978年に開発が開始され、1989年に初飛行した。
当初は100機を越える配備数を予定していたが一機あたり平均約21億ドル(!)という恐ろしい値段となってしまったため配備数は21機となっている。(アメリカ議会では配備数は16機にしようという議決だったのだが空軍が20機以下ではまともな作戦が出来ないと主張したので配備数は21機ということになった。)
しかし、膨大な維持費が掛かるためこれ以上の増産はないものと思われる。
そしてこの機体の特徴であるステルス性を向上するために機体は特殊な形状となっている。また、4基あるエンジンの排気は外気と混ぜて排出する。これにより赤外線の排出を抑えることが可能になる。
開発時は最高機密で、携わる人の身元調査までされた程。1988年に初めて米国防省が公開するまではレーダーどころか目にも見えない機体であった。
ちなみに、余談だが全ての機体に「スピリット・オブ・〜(州名)」というパーソナルネームがついている。
製造元:Northrop Grumman Corp. | ||
パワープラント:General Electric
F-118-GE-100 4基 出力:17,300ポンド(エンジン一基あたり) |
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全幅:52.12m | 全長:20.9m | 全高:5.1m |
最高速度:1062km | 航続距離:9600km(無給油) | |
通常離陸重量:336,500ポンド(152,635 kg) | ||
単価:21億ドル(平均) | 乗員:2名 | |
搭載兵器: −−−核−−− B61 B83 AGM-129 ACM AGM-131 SRAM 2 −−−通常爆弾−−− MK82 MK84 CBU87 CBU89 CBU97 −−−誘導兵器−−− GBU 27 JDAM AGM-154 JSOW AGM-137 TSSAM |