萌えよ!戦車学校
(イカロス出版)



06/05/07現在、2巻まで出てる戦車解説本。
2巻は1巻が予想以上に売れて金に目がくらんだ著者2人と出版社のおかげで出たらしい(2巻冒頭のマンガより)
3巻の予告が2巻の中で為されているが、鋼鉄の少女たちが作者のトラブルで打ち切られたあげく、最終巻が出ていないことを考えるとやはり先行きは不透明。
マンガパートを担当している野上武志氏は「鋼鉄の少女たち」のしけたみがの氏本人である。
文章パートの田村尚也氏は軍事評論家らしい。私は聞いたこと無かったけど、ググってみたら、「ああ、あの本書いた奴か」みたいな感じ。
マンガパートはおふざけで、文章パートは真面目一本です。
ミリタリーの入門書としては優秀だと思います。
ただ、肝心な現代戦の中東戦争や湾岸戦争がカバーし切れていません。そのへんは3型でと言ってますが、ほんとに出るんでしょうか?
というか、もともと航空機と艦船が主な私としては、陸上兵器の観点から中東戦争と湾岸戦争を見るとどうだったのかが気になるので、3型が一番欲しいんですが?w
ちなみに、マンガパートは後になればなるほど暴走してますw

全体としてはやはり、ドイツが占めるウェートが大きいですね。
次いでソ連。まぁ、日本は無いなりにそれなりに占めてます。
意外と少ないのはアメリカ。まぁ、あそこは海空軍国ですから、仕方ないですが。
昨今の「萌え」ブームに便乗した感はありますが、それなりの良書だと思います。

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